■ALS-2 オート・ライト・スイッチ

●概要
ALS-1Aの機能に加えて,下記を統合した物です.左サイド・カバー内のCU-1に入れてあります.
(1)ヘッド・ライト・リレー
+側の配線の電圧降下は,これまでロー・ビームで2.8V,ハイビームで3Vもありました.それがロー/ハイでそれぞれ0.4V/0.5Vに改善されました.
リターン側の電圧降下も減らすためにバッテリのマイナス極から,8sq(8mm2)のビニル線をヘッド・ライト・ケースやイグニッション・コイル・マウントまで引き込みました.
(2)DDL(デイタイム・ドライビング・ライト)
昼間の常時点灯走行で,ヘッド・ライトだけを点灯します.つまりテール・ランプやメータ照明などの余分な電力を消費しません.ALS機能と併用できます.ハイ・ビーム,ロー・ビームの区別無く機能します.
(3)ハザード・ランプ
前後左右のウインカを点滅します.点滅は点灯状態から始まります.

ハザード・ランプ点滅の動画(インスツルメンツ・パネルから)

ハザード・ランプ点滅の動画(正面から)
●ALS-1Aの問題点
ALS-1Aは永年にわたり便利に使えましたが,いくつか不満がありました.
(a)リレーや配線が介在するため,ヘッドライトが暗い.
+側の電圧降下が2.8V(ロー・ビーム),3.0V(ハイ・ビーム)もありました.これはALS-1Aのリレー接点の問題だけでなく,純正ハーネスはもともとコネクタ接続が多く,配線も0.5sqぐらいなので少々電圧降下が多めなのです.このため車検時は,光量がギリギリであり,検査時はエンジンを3000rpmまでまわして,やっとこヘッドライト・テスターのイエロー・レンジという有り様でした.(グリーン・レンジまたはイエロー・レンジなら合格,レッド・レンジなら不合格)
(b)常時点灯走行時のさらなる消費電力軽減を図る.
ALS-1Aはヘッド・ライトだけの制御でしたから,昼間はテールやメーター照明を消したいという要望がありました.
●回路図
準備中です.
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