■ヘッド・ライト・リレー




●概要
 ユーザー車検時に毎回光量不足を指摘されていましたが,なんとかギリギリで合格する状態でした.ヘッド・ライトはH4の55/60Wです.ALS-1Aを追加した状態だと,プラス側のドロップ(バッテリの+端子からH4球のソケットまでの電圧降下)はロー・ビームで2.8V,ハイ・ビームで3.0Vもありました.(*o*)
 もともとCB750FCのヘッドライトの配線はハイ・ビーム側だけ1.0sq(0.5sqを2本並列),ロー・ビームはなんと0.5sqの細いビニル線であり,しかも何度もカプラを経由するうえ,ヒューズやスイッチを複数経由しているため電圧ドロップが多めなのです.
 結局ヘッド・ライト・リレーはALS-2のDDL機能やALS機能と統合し,CU-1に納めました.

 プラス側は2sqのビニル線を使い,30Aブレード・ヒューズとリレー経由(定格20A)で配線しました.マイナス側は8sqのビニル線を使いヘッド・ライト・ケースまで引き込み,ファストン250端子経由で接続してあります.

●結果
 その結果,ヘッドライトは少し明るくなったように感じます.プラス側の電圧ドロップはロー・ビームで0.4V,ハイ・ビームで0.5Vに改善されました.まだ数百mVのドロップがあるのは,ハイ・ビーム/ロー・ビームの切り替えスイッチとそのカプラを経由しているからです.
 まぁ,この程度の直流抵抗があれば点灯直後のインラッシュ・カレントによる球切れ予防にも効果があるかもしれませんので,これでOKとしました.

●余録
 実はヘッドライト・リレーの増設は,思いがけぬ余録がありました.
 マイナス側の電圧降下改善のためアースも8sqのビニル線で強化し,ついでにイグニッション・コイルのマウントもアーシングしたところ,まるで別物のようにエンジンがスムーズに回るようになってビックリしています.アーシングの効果なんて,精神的なものだと高をくくっていたのですが,私の750FCではハッキリ効果がありました…ということは,かなり劣化していたということですが(^^;)
 その後,CB-F関係のウェブ・サイトをあちこち調べていると,イグニッション・コイル・マウントへのアーシングの効果は,皆さん体験されているようで,古くなったCB-Fの持病かもしれないと思います.



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